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Wednesday, June 01, 2005

探しています…。

アート・オブ・ピアノ : 20世紀の偉大なピアニストたち

には、アルフレッド・コルトーによる晩年のレクチャー風景(1953年)が収録されています。

恐らく収録場所はエコール・ノルマル。

─ピアノを弾くのではなく、夢を見るのです。

ピアノと、幾人かの生徒を前に、シューマンの「子どもの情景」から、終曲「詩人のお話」を取り上げて、コルトーは言います。
そして自ら座して、ピアノを奏で始めます。時折言葉を継ぎながらの演奏は、レクチャーと言うよりも、もはやそれ自体が完成された表現の姿です。


─そしてここから…このあたりでは、もう、
 音楽と言うより、永遠の彼方へと奏でるように。
─そして、だんだんに音を弱めてゆく。
 響きが、消えてゆくように。
─そして最後に、夢だけが残る─。


僅か30小節程の音楽は、コルトーの言葉と共に永遠の拡がりとなって顕れます。

コルトーによる「子どもの情景」全曲録音は、3種類が残されています。すなわち、1935年、1947年、1953年の各年に録音されたものです。

最初の2つのセッションは、CDで所有しています。
しかし、わたくしの探し方が到らないのか、1953年のセッションだけはどうしても見付かりません。少なくとも一度は国内でもCDになっている筈なのですが…。

CD通販サイトは同曲異演が存在する場合に、概して情報不足の傾向があります。特に輸入盤については、録音年代まで詳細に参照出来るケースは、稀なのではないでしょうか?
入手困難だった伝説的な音源が、知らぬ間に再CD化されていた…などと言う情報も(リンク割り振りはあくまで個人的な経験に基づくものです)、こうした状況下では見落としがちになってしまいます。


話が横道に逸れてしまいました…。
前述の「アート・オブ・ピアノ」と同年収録の「子どもの情景」、何としてでも聴きたい、とは数年来の悲願です。情報をお持ちでしたら、何卒ご教示下さいませ。
 
 

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Comments

ここが参考になりませんか?

http://www.geocities.com/alfredcortot/discography.htm

Posted by: mr.hmv | Sunday, June 05, 2005 at 09:28 PM

ご教示ありがとうございます。

1950年代後半の未発表音源なども載っていて、とても興味深く読みました。是非聴いてみたい所です。
たとえメカニック面でガタガタでも、私は最晩年のコルトーは素晴らしいと思います。

Posted by: Tando | Monday, June 06, 2005 at 10:37 PM

お役に立てれば幸いです。

コルトーいいですね。
私は父が音大時代に集めたコルトーのSP盤から聴き始めましたので、ショパンはコルトー節がすっかり擦り込まれています。

国内SP盤ではありますが、バラード・ト短調, op.23 の特性をプロセッサーできちんと補正してワイドレンジで聴くと、低音が充実して幸せになれます。

Posted by: mr.hmv | Tuesday, June 07, 2005 at 06:20 PM

>コルトー節

仰ること、よくわかります(^^)

>バラード・ト短調, op.23 の特性を
>プロセッサーできちんと補正して
>ワイドレンジで聴くと

コルトーのSP盤は私もビクターの赤盤を何枚か所有しています。
ご説明から推察すると、既存の復刻CDなどとは相当異なった印象になるんでしょうね。

Posted by: Tando | Thursday, June 09, 2005 at 11:06 PM

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