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Wednesday, July 19, 2006

VEGEMITE─ベジマイト

過日掲載した他愛のない記事で、「ベジマイト」について触れた。

Vegemite
 
 

この食品、ご存知の方も沢山いらっしゃることと思う。
オーストラリア、ニュージーランドで常食されている、濃褐色の塩辛い酵母ペーストである。

日本語ではWikipediaの記事が概略的に分かり易くまとまっているので、そちらを参照されたい。

それと、発売元であるKRAFTのサイト(英文)もある。ベジマイトを使った調理レシピも掲載されている。

面白いのは「ゴールドコースト通信 なんでも情報箱」さんの
「ベジマイト VEGEMITE」
ベジマイトを取り巻く様々な現況や、レシピ、それに「ベジマイトの歌」などが楽しく取り上げられている。


ベジマイト。
その風味に対する日本人の感想に、好意的なものは少ない。
鼻を突く薬品的な臭い、そして強烈な塩辛さ。
Web上を検索しているだけでも様々な形容が飛び交う。

「正露丸みたいな臭い」
「薬臭い味」
「古くなった塩辛い味噌みたい」...etc.

日本での輸入業務はエムケーチーズ、販売業務は森永乳業が行っている。附記されたキャプションには「『オーストラリアの納豆』とも呼ばれる…」云々。
つまるところ「母国の人以外には抵抗のある味ですよ」って、販売元から暗に言ってしまってるんだな(^^;
こんな食品が、果たして日本人の食習慣の中に、入り込む隙はあるのか…?

周辺知識ばかりどんどん増えてしまって、私にとっては、もはや実際に食べてみるしかない…という状態である。価格は235g入りビンが400円弱と言ったところ。別段高価でもないし、後は買う勇気があるかないか…。
それだけだ!

そして先日、遂に輸入雑貨店でベジマイトを購入。
恐る恐る蓋を開けて、まずは指先でひとすくい、味見を…あれ、意外と固いぞ、このペースト。
磯海苔の佃煮みたいなどろどろを想像していたんだけれど、蓋を開けて逆さまにしても落ちてこないくらい、固い。

味の方は…鼻にツンとくるものはある。塩辛いのも本当だった。
「古い味噌」というのは、なかなか当を得た形容だと思う。薬臭いような黴臭いような独特の臭いがあるので、確かに好き嫌いははっきり分かれるだろう。
そうは思いながらも、自分はこれ、結構大丈夫なんじゃないかと感じた。

早速翌日の朝食から試してみる事にした。
あつあつのトーストに、まず下地としてマーガリンを塗る。それから、上にベジマイトを薄く塗り拡げる。これで「ベジマイト・トースト」の出来上がり。
Wikipediaの写真そのままである。

さて、食べてみた感想…覚悟していたほど悪いものじゃなかった。いや、想像以上にいける。
実はこの一週間、朝食は欠かさずベジマイト・トーストを食べているくらいなのである。
マーガリンの味と、ベジマイトの塩辛く癖のある味とが重なった結果、ブルーチーズにも似た風味になった。
つまり、この系統の風味が駄目という人には向かない。バター、もしくはマーガリン・トーストをわざわざ不味くして食べているのと同じだろう。

ベジマイトは特にビタミンBが豊富で、10g食べれば一日当たりの必要摂取量に届くのだそうだ。でも、塩分摂取量の一日当たりの目安も10gなので、この塩辛さを前にすると、躊躇してしまう。
それくらいベジマイト自体の塩味が利いているので、下地には製菓用の無塩バターを塗るようにした。これで味のバランスも、塩分摂取量も改善したと思う。

ビタミンBには、疲労時に伴って身体に蓄積する、乳酸を分解する作用があります。
異国の風変わりな味覚を厭わないお疲れ様に、朝食のベジマイト・トースト…いかがですか?!
 
 


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