心と体

Friday, January 28, 2005

生きてゐるわたくし

ああ、心を血に染めた一週間が漸く終わる…。

今週は本当に過酷でした。
週半ばまでは記事更新してますけど、先週末に纏めて書いたものを三分割しただけですからね。
実際は記事どころではありません。

敢えて詳しくは書きませんが、人間手を抜いたら相応のツケが回ってくるもので…。
診察の度に医師から処方されながらも、ずっとダブつき気味だったコンスタン錠を一気に消費しました。1日平均5回服用して、無理矢理気力を繋ぐ毎日。
でも、どうにか乗り越えました。人生、なんとかなるものですわ。
でも、もう薬頼みはやめたい。不眠だけはどうしようもないけれど…。

夜明けと一日の始まりを恐れて就寝する日々も、とりあえず一段落。まだやらなきゃいけない事は沢山あるけど、見通しが立ちました。
ああ、オレは今生きてるぞ、って感触がありますね。
達成感とはちょっと違う、でも、ずっしりした手応えを。


そうこうしている毎日でしたが、PCは度々立ち上げてました。
でもってHMVのサイトを見てたら、サムイル・フェインベルグの平均律クラヴィーア曲集(全曲)と、マリヤ・ユーディナのVISTA VERA盤4タイトルがアナウンスされているではありませんか!

フェインベルグの平均律、4枚組で3000円台を割るってのは、凄いですね。
わたくしが初めて聴いた時は、DANTEのLP起こしを7000円位払って購入しましたよ!?

とまれ、この目出度き「普及版」の登場を歓迎致します。
フェインベルグの記事は、いよいよ「書き時」到来ですね。若干の未聴音源はありますが、近日中に取りかかりたいと思います。

あの絶世の名盤、フェインベルグの平均律が少しでも多くの方々に聴かれる事を願いつつ…。
 
 

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Friday, December 31, 2004

今年を振り返って

8月末に開始したこの「銀璧亭」、ご来訪下さる皆様のお陰をもちまして、ウェブログとしての体裁を保ちつつ、年越しを迎える事が出来ました。
このスペースを通じて、様々な御縁に与ったのは無上の喜びです。このウェブログをブックマーク頂き、常々ご来訪下さっている方、拙い記事に嬉しいコメントを下さった方、相互リンクを御寛容下さった方…。
皆様に、心の底から感謝致します。
本当にありがとうございました。

さて、ウェブログで迎える初の大晦日と言う事で、もう1本だけ本年の総括的な記事を書いてみます。備忘録…と言うよりは、思い付くままに連ねるだけですが(^^;

<今年印象に残ったCD>

◆バッハ:平均律クラヴィーア組曲/リヒテル(p,1973年インスブルック・ライヴ)
版権のグレー・ゾーンを擦り抜けて(?)、中国限定で再発された(中国POLOARTS/CL4B-86080-2)「幻の名演」。日本への正規輸入ルートが存在しなかったこのCD、中国にお住まいの畏友、2号機様のご厚意で入手が叶いました。深沈たる名演奏です。
◆Nuestro Flamenco 2(ヌエストロ・フラメンコ/Vol.2)
RTVE(スペイン国立放送)のVTR音源のCD化第2弾。録音嫌いの伝説的トカオール(フラメンコ・ギタリスト)、ディエゴ・デル・ガストール(Diego de El Gastor,1908-1973)によるソロ演奏を初めて聴いた。僅か20分程の音源、でも、かつてないインパクト。これまで積み重ねてきた価値観が根底から覆った!
◆マリヤ・ユーディナのスクリャービン
正規発売の音源ではありません。Webを通じての御縁から何かとご厚誼に与っている、さるお方にお譲り頂きました。事の性質上詳しく書けないのが残念ですが、聴く者を魔境に引き込むような恐るべき演奏。正規発売を望みます。ご厚意への尽きない感謝と共に挙げる次第です。

<今年印象に残ったかわいいもの>

◆キユーピー
たぶん来年末にも挙がると思うな(笑)
今年も色々楽しませてくれました。「3分劇場」然り、「たらこキユーピー」然り。
でも、今の印象を支配しているのは、「3分クッキング」お正月メニュー特集。画面後方の木製テレビ枠(?)の中で凧揚げしているキユーピーちゃん…かわいい!
◆野生パンダの赤ちゃん
NHKの特集番組「岩合光昭、野生のパンダを撮る!」より。
ご覧になった方も多いでしょうか…?
問題は最初のアプローチの場面。崖の下を見下ろすと、茂みの狭間、朽ち葉の上に、白いマクラないしモチ状の「フカフカした物体」が小さく見えます。まさかと思ったら、それがパンダの赤ちゃん…思わず顔が緩んでしまいました(*^^*)

<今年よく効いた薬>

◆吸出し青膏(たこの吸出し)
今年のMVP薬品(なにそれ)は、何と言っても「たこの吸い出し」
言わば古典的常備薬ですが、時代は変わっても病気の本質は変わりません。現代人にもちゃんと効く妙薬、むしろ今、ニーズは高まっているのでは…?
発売元の町田製薬さま、僭越ながら宣伝攻勢を強化しては如何かと存じます。

<今年凄いと思った言い訳>

◆「客観的に事実なんだろうと思う」(橋本龍太郎元総理/一億円ヤミ献金疑惑への釈明コメント)
「記憶にございません」に続く、政界発の「名言い訳」がまた生まれました。いや、皮肉でも何でもなく、こんな繰り言が出てくる発想力・自己保身センスは凄いと思いますよ。
アニメ「機動戦士Zガンダム」に、パプテマス・シロッコと云う、舌を噛みそうな名前の悪漢が登場します。戦争の重大局面での日和見を上官に咎められた際、彼はこう切り返しました。

「心苦しく思っております。ジュピトリス(彼の指揮艦)が好きに動いてくれませんでした。

うーん、これも絶妙な言い回し。
「好きに動いてくれませんでした」を「アニメ発」の「名言い訳」として加える事で、「記憶にございません」ともども、人生に役立つ3大言い訳として長く銘じたいと思います。

<今年悲しかった事>

マンションに居着いていた猫が、11月に交通事故死しました。人なつっこいけど、何処か分限を心得た所があって、そこが好きでした。
大分時間が経ってから知りましたが、本当に悲しかった。まだ悲しい。
付かず離れず、の間柄だったけど、感情移入していたんだな…と実感します。

<今年嬉しかった事>

色々あります…。結構今年は多難な一年でした。
でも、父と祖母とが相次いで逝去し、母が交通事故に遭った一昨年を思えば、大抵の苦難は乗り越えられるように思ってますし、今年もまたそうしてきたつもりです。

日頃の交友でかけて頂く様々なご厚意。
探していたCDを、出先の中古屋で思いがけず発見した瞬間。
聴きたかった音源が翌月CDになる…と聞けば、その時までは絶対に生きていようと思います。
そんな事を積み重ねながら、自分の人生は絶えず進み続けます。ボートを漕ぐように、過ぎたものしか確かめる事は出来ないけれど、前へ、前へと。


2004年も残り少ないですが、どうにか乗り切って参りました。
来る年がどうか、一層実り多き一年となりますように。


そうそう、大晦日と言う事で今日限りのネタを一つ。
日本のトイレには古来より「加牟波理入道」(カンバリニュウドウ)と云う神様がおわします。大晦日の晩にトイレで一人(普通は一人で入りますよね?!)、「カンバリニュウドウ、ホトトギス」と声に出して言うと、翌一年はトイレで妖怪を見ないで済むそうです。

これで人里離れた民宿も、サイコ・ホラーの話題作も恐るるに足りませんね!
お試しあれ。

それでは皆様、よき新年を…。
 
 

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Friday, October 08, 2004

「たこの吸い出し」を使う

皆様、お待たせ(?)致しました。
前回記事に引き続き、隠れた名薬「たこの吸出し」こと「吸出し青膏」(町田製薬)、試用レポートでございます。

わたくしが購入したのは10g入り(本体希望小売価格1100円)です。店頭では少々値引きされていたので、税込みで1029円でした。市販されている一番小さい規格のようで、この上に20g入り(本体希望小売価格1600円)というサイズもあります。
10gだと、こんな感じです。

takotako02.JPG


では、早速使ってみます。
丸型ケースの蓋を開くと、濃緑色の薬剤が入っています。かすかに油のような匂いがするものの、ほぼ無臭。質感は温度差によって変化する可能性がありますが、羊羹くらいの固さがあります。そう言えば似ていないこともありませんね。でも、絶対食べてはいけないことは明白、保管につきましては充分なご注意を…申すまでもありませんが(^^;

ともあれ、上述のような質感なので、指先では意外と扱いづらいです。そこで写真にも併せて写っている、プラスチック製の小さなヘラを使います。

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そして、患部の大きさに合った滅菌ガーゼなどに、薬剤を添付します。分量は患部の大きさ次第ですが、大体は小指の先くらいでよいかと思います。この際、説明書にもありますが、薄く塗り拡げるのではなく、こんもりと盛りつけるようにしましょう。

takotako04.JPG


これを医療用テープなどでしっかりと患部に貼り、施療終了です。
1日2回貼り替え、とのことなので、わたくしは寝る前と朝一番に振り分けました。

さて、実際の効能について。
これがまた、世評に違わない妙薬でして、赤く腫れていた患部から、一晩で膿胞が浮いてきました。全く手を触れていないのに、既に幾ばくかの膿が、ガーゼの薬剤へと文字通り吸い出されているのです。
感心しながら新しいものに貼り替えて、更に日中を過ごし、現在に至ります。
2回目の貼り替えがまだなので患部の状態を確認していないのですが、現時点(午後6時)で、あれほどひどかった痛みが、嘘のように和らいでしまいました。
もう一日ばかり施療すれば、殆ど完治してしまいそうな勢いです。
いやはや、「たこの吸出し」の効能、畏るべしです。

この「たこの吸出し」、効能は「化膿性皮膚疾患(よう・ちょう・よこね・その他はれもの)」と記載されています。
最初の二者は漢字で表記すると、それぞれ「癰」「疔」と、やまいだれ部首の見るからにタチの悪そうな雰囲気に一変…。
うち「癰」は、かの名将、吉川元春を蝕んだ病です。
元春が病をおして黒田如水の饗応を受けた際、生鮭が膳に供されました。元春はこの食物が自らの病に悪いと知りながらも、礼節と毛利一族の体面とを重んじた上で余さず食し、それが原因で亡くなってしまうのです…。

効能書を読んで真っ先に連想したのが、この故事でした。
ああ、元春の手許にも「たこの吸出し」さえあったなら。そのようなことすら考えさせてしまう、本当によく効く薬です。

教えてくれた母に、改めて感謝であります。
 
 
 

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Thursday, October 07, 2004

「たこの吸い出し」を探す

突如、背中に吹き出物が発生しました。
これが滅法痛い上に、椅子に座ると丁度背もたれに接して体重がかかる部位なので、堪ったものではありません。
就寝時も同様で、昨晩はかなりの睡眠時間を削られてしまいました。
様子を見て、さっさと潰してしまいたいところなのですが、上下側方いずれから手を回しても届き難いものですから、いよいよ始末に負えません。
困ったことになりました。

こういう症状の話題になる度に、わが母が「そういう時は『たこの吸い出し』が効く」と言うのですが、いかにも昔語りめいた雰囲気なのです。たいそう効く薬だったとのことですが、手に入らない分にはどうしようもありません。
今までずっと、話半分で聞いていました。
しかし此度の痛さばかりはどうにもならないので、「たこの吸い出し」、入手の可否を確認するべく検索をかけてみることに。

・・・

確かにありました!

しかも、現役の商品です!
正式名称は「吸出し青膏」というのですね。
複数の体験談を読んでみると、面白い位よく効く薬みたいです。

これは渡りに船、本日、早速探してくることにします。

後程、使用感・効果などをレポート致しますので、乞うご期待…(?)


それにしても痛いです…(;-;)
 
 
   ※───※───※───※───※───※───※

そういう経緯で、購入しました。

「たこの吸出し」

takotako00.JPG

何処にでも置いている、というわけにはいきませんでしたが、探すのに難儀すると言う程でもなさそうです。
少なくとも、薬局2軒につき1件は扱っているのではないかと思います。
わたくしが見つけたのも、特に変わったこととてない、駅前のドラッグチェーン店です。

それにしてもこの箱、実にイカした(たこですが)意匠ですね。
たこ2匹で「町」「田」というのが、狂おしい位にファンシィです。
同じく「町」と「田」をあしらったパターン柄も素晴らしい。箱だけでも飾りたくなってしまいます。

さてさて、実際の試用レポートは、日付変更線を越えた後で、ということで…。

<次回に続く>
 
 

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